紡ぎmemo

大学職員としての学びや気づき,日常の花や石などの癒し,徒然のmemo。

「変わりたい」と「変わりたくない」

キャリアを考えるうえでいろいろある理論。
これからしばらくの間は、自分を題材に書いてみようと思います。

今回はウィリアム・ブリッジス(willoam Bridges)氏のトランジョン理論

第1段階「何かが終わる」
第2段階「ニュートラルゾーン」
第3段階「何かが始まる」


この3段階、これまでにも何度か当てはまる時期があるように思います。
2018年から2022年の今も「何かが終わる」が過ぎ、
ニュートラルゾーン」かな、と思います。


仕事を頑張り続けて、成果と達成感を得た一方、代償は心身の疲労でした。
変わりたい私が自分の未来を考える中で、知ったキャリアコンサルタント資格。
2021年12月まで養成講座を受講。
2022年3月にキャリアコンサルタント資格試験を受験。
2022年4月に結果が出て、学科・実技とも合格。
2022年5月の今、登録申請中。
その先の明確なゴールのイメージはまだ、これから。
ただ、スタートラインに立つ準備は進んでいる…?
疑問符が付くぐらいにぼんやりと、前進しているように感じます。


第1段階「何かが終わる」の4つの感覚
 ・離脱(Disengagement)
 ・アイデンティティの喪失(Disidentification)
 ・覚醒(Disenchant)
 ・方向感覚の喪失(Disorientation)

私って何者なんだろう、私は間違えたのかな。
これまで自分が頑張ってきたことは無駄だったのかな。
上手に自分の考えを伝えることができないから、周囲が困っているのかな。
私がいなかったら周りの人たちの顔が曇ることはないのに。
…私なんていなかったらよかった。
その思いにとらわれて抜け出せなくて、苦しくて…。

この状態が続く毎日が終わりがないように感じていました。
今はこれまでの考え方を手放すときの喪失感や空虚感、
4つの感覚に当てはまるのかな、と考えたりします。

 

第2段階「ニュートラルゾーン」の乗り切るための6つのアクション
 1.1人になれる特定の時間と場所を確保する
 2.ニュートラルゾーンの体験の記録を付ける
 3.自叙伝を書くために、ひと休みする
 4.この機会に、本当にやりたいことを見いだす
 5.もしいま死んだら、心残りは何かを考える
 6.数日間、あなたなりの通過儀礼を体験する

1.日曜日の夜は、自分の部屋で1人の時間をゆったりと過ごすようにしました。
  自分と向き合って、内省する大切な時間になっています。
2.手帳に思いを綴ったり、ブログを更新していこうと思います(ゆっくりと)。
3.土曜日は午前中にジムでスタジオではなくウォーキングして。
  午後はただただ眠るだけの日やぼーっとして過ごす日が増えました。
4.学校教育の充実、キャリア教育、キャリア形成の教育領域で社会貢献したい。
  大学職員だからこそできること、自分の中にある力を活かしたい。  
5.未来を共に語り合える仲間をみつけること。
  共に歩むパートナーに出会うこと。
6.しばらく服は黒を、今までの自分とさよならの気持ちを込めて。
  大学評価に関する紙媒体の資料を整理して、思い切って捨てる。

 

最近あった変化。

少し前、「混乱している。」という言葉を受けて、とても強い拒絶反応が起きました。
反応の強さと自分の言葉へのこだわりにどう対処すればよいのか…途方にくれて。
「本当は自分でも気づいているんでしょう?気づきたくないの?
でも、目をそらしても事実は変わらないよ。」
そう自分に声をかけ続けていたら、ゆっくりと反応も収まりました。


「考えすぎ」「心配しすぎ」「人の言葉を気にしすぎ」…
「…すぎる」という言葉に自分を否定されていると思ってしまいます。
それは相手が自分の物差しに当てはめて私を見ていると感じていて、
自分で自分を守っているの?と自分に問いかけたら、気持ちが楽になりました。

人の「欲」が怖くて、だから、自分の中の「欲」を知るのが怖い。
いろいろな「怖い」があって、なかなか乗り越えられない。
「欲しいものを知ることを怖がらなくて大丈夫。」
そう自分に語り掛けるようにしてます。

子どもも大人も幸せな未来創りができる社会になって欲しい。
何故を繰り返してたどり着いた根底にある願い。

人と組織の学習(開発)の勉強をしています。
トランジョンを抜け出したその先の成長がある。
自分で自分を信じてみよう、と思います。